香料世界大手米インターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス(IFF)は6月26日、2025年環境目標「EcoEffective+」を発表した。同社は2020年環境目標に向けて取り組んでいるが、今回の目標はそれ以降の長期目標となる。「EcoEffective+」は、二酸化炭素炭素排出量削減、埋立廃棄物ゼロ、水の3分野。
二酸化炭素排出量の削減では、科学的根拠に基づく排出削減目標イニシアチブ(SBTi)からすでに承認を得ている。2025年までに二酸化炭素排出量を総量で30%削減。サプライヤーにも科学的根拠に基づく排出削減目標の策定を要望していく。また2025年までに再生可能エネルギーによる事業電力割合を75%に高める。同社はすでにRE100に加盟している。
埋立廃棄物ゼロでは、2017年に米ニュージャージー州の工場で「GreenCircle Zero Waste to Landfill認証」を業界で初めて取得。2025年までに全工場で埋立廃棄物ゼロを達成し、サーキュラーエコノミーを実現する。
水では、2010年以降水の原単位消費量を68%削減しており、2020年目標の50%削減をすでに上回った。今後、製品生産以外の水消費量の半分以上を再利用水に切り替え、真水の消費量を削減する。Andreas Fibig CEOは「CEO Water Mandate」に署名し、国連や各国政府、企業、NGO等と連携して水スチュワードシップに取り組むことを宣言した。
【参照ページ】IFF Launches New Environmental Goals with Ambitious Science-Based Targets
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