独総合電機大手シーメンスは6月6日、一帯一路国際サミットを北京で開催した。サミットには30以上の国・地域から、1,000名を超す政府、企業、投資家、金融機関、シンクタンクの幹部が参加した。サミットの場で、シーメンスは中国企業と10件以上のEPC(設計・調達・建設)プロジェクト合意に至った。
今回シーメンスが契約した中国企業は、中国葛洲壩集団、広東粤電集団、中国化学工程、中国鉄建、中国土木行程集団、華潤水泥等。プロジェクト内容はインドネシア、フィリピン、ナイジェリア、モザンビーク、南米地域等における発電所建設、エネルギーマネジメント、建設技術、知的生産システムなど多岐に渡る。
シーメンスは、過去20年に渡り、中国EPC企業100社以上と100を超える国・地域で多くのプロジェクトを手掛けた実績がある。最近の例では、中国天辰工程がトルコで世界最大の炭酸ナトリウム工場を建設するプロジェクトを契約するのに一役買っている。工場は2017年末に操業開始し、トルコの輸出量を押し上げ、2,000人以上の雇用を創出した。
他にも、2017年9月、中国機械設備工程がパキスタンでHクラスのガス発電所のEPCプロジェクトに関する契約も支援。同発電所は、パキスタンの約400万世帯分の消費電力をまかなえるという。
【参照ページ】Siemens embraces Belt and Road Initiative
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