金融世界大手仏BNPパリバとコンサルティング大手米ボストンコンサルティンググループは6月4日、連結売上5億米ドル以上の企業CFOや財務責任者約700名を対象とした調査報告書「2018 Corporate Treasury Insights」を発表した。同報告書の発表は今年で3回目。今年の調査では、銀行との関係性に焦点を当てた。
同調査によると、65%の回答者が銀行に対して高い信頼を寄せており、銀行のコンプライアンス、規模、市場での長きにわたるプレゼンスを評価。しかし、その一方、デジタル化が進む社会環境において、長期間かけて構築された人間関係と、デジタルを活用したサービスの双方を期待していることも明らかとなった。銀行には、人間力だけでなく、デジタルサービスの向上も目指さなければならない。デジタル・チャネルに強く興味を示した割合は、2016年調査の50%から、60%に上昇していた。
銀行がデジタル社会の中で戦うためには、テクノロジーと人間の最適なバランスを見極め、CFOの変化するニーズに柔軟に対応し続けることだということも見えてきた。CFOが期待するのは、迅速なサービス、柔軟で的確なプロセス、アドバイス能力、常にアクセス可能なハイエンドのサービス。さらに、デジタル化サービスにおいても、サイバーセキュリティ等のリスクをCFOは認識しており、リスク認識が高まっていることもわかった。
【参照ページ】BNP Paribas and Boston Consulting Group survey reveals that trust is the key component for corporate treasurers in an increasing digitalised environment
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら