厚生労働省は5月31日、労働基準関係法令違反の疑いで書類送検された企業リストを更新し、公表した。同省は、長時間労働削減等働き方の見直しに向けた対策の一環として、2017年5月10日から労働基準関係法違反企業の一覧の公表を開始しており、毎月更新している。
今回公表されたのは、2018年4月30日までの分。新たに24社が追加され、一方「掲載の必要性がなくなった」と同省が判断した458社はリストから削除された。新たに追加された24社には、王子製紙春日井工場が含まれていたことが話題を呼んでいる。同社は、「特定化学物質を貯蔵する設備の作業において、労働者に保護衣、呼吸用保護具等を着用させなかった」疑い。
現在リストに記載されている企業には、賃金未払い、安全衛生違反、外国人労働実習生への給与未払い、36協定違反の時間外労働等が多い。
【リスト】労働基準関係法令違反に係る公表事案(平成29年5月1日~平成30年4月30日公表分)
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