オーストラリア運輸労働組合(TWU)とAirbnbは5月22日、一定の労働基準を満たす食品配達サービス提供企業をAirbnbのウェブサイト上でプロモーションをすることに合意した。運輸業界では、低賃金や過酷労働等の問題が指摘されているが、Airbnbは高い基準を満たす企業のみを契約対象とすることで、健全な業界育成を目指す。
両社はまた、TWU組合員のシェア・エコノミーへの参加を促すことでも合意。TWUの組合員がAirbnbの部屋提供者(ホスト)になると150豪ドルの一時金を受け取る。同時にホストが増える度に、Airbnbは運輸業界福祉NGOのTEACHOに50豪ドルを寄付する。
今回の合意は、食品配達サービスが対象となるものの、田の運輸ビジネスにも徐々に広げていく予定。Airbnbは、同様の取組を米国では全米黒人地位向上協会(NAACP)、インドでは女性自営者協会(Self-Employed Women’s Association)と提携しており、各プログラムの好調を踏まえてオーストラリアでの合意に至った。
【参照ページ】TWU, Airbnb agreement to promote ethical labor standards
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら