環境評価機関世界大手英Trucostは5月9日、企業が国連持続可能な開発目標(SDGs)に関連する事業機会とリスクを分析するためのツール「SDG Evaluation Tool」をリリースした。Trucostは、自然資本という概念から環境評価を行っており、現在はインデックス開発世界大手米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの傘下。
同ツールは、原材料生産から商品、廃棄までのバリューチェーン全体を通じてSDGsの状況を定量的に分析することができる。ツールでは、ポジティブ、ネガティブの両面から企業の総合SDGsスコアとともに17目標の個別スコアも分析できる。また、業界内や同業他社との比較もできる。さらに、優先度の高い事業機会やリスクの特定にも役立つものになっており、SDGs分野に事業投資するべき理想とのギャップ評価も可能。
同ツールの開発では、企業、業界団体、投資家等が協力。企業からは、HP、イベルドーラ、オーステッド、S&Pグローバル、AMD等が参加。一方、業界団体や投資家で構成されるアドバイザリーボードには、アメリカ化学工業協会、WBCSD、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、APG、PGGM、ノルディック・インベストメント・バンク、Impax Asset management、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス等が参加した。
【参照ページ】SDG Evaluation Tool Launched by Trucost
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