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【スイス・アメリカ】ネスレ、スターバックス商品の店舗外販売権取得で合意

 食品世界大手スイスのネスレは5月7日、スターバックス商品を世界中で販売する権利を取得することで同社と合意したと発表した。缶やペットボトル入り飲料の販売やスターバックス店舗内で販売する権利は含まれない。ネスレはスターバックスに71.5億米ドル(約7,800億円)支払い、年間売上約20億米ドル(約2,200億円)を見込む。同事業に関連する固定資産の譲渡は発生しない。2018年末までに手続が完了する予定。

 ネスレは、今回の提携により、「Starbucks」「Seattle’s Best Coffee」「Starbucks Reserve®」「Teavana」「Starbucks VIA」「Torrefazione Italia」 ブランドの豆及び紅茶を、世界中で販売する権利を得る。同社は、豆やカプセル式製品販売などコーヒー事業の拡大に力を入れており、カプセル式製品「ネスプレッソ」「ドルチェグスト」にスターバックスのブランド豆や茶葉を活用する考え。スターバックスのコーヒー豆調達には、高いサステナビリティ調達基準が課されており、同社が購入するほぼ全ての豆は、環境や生産者の人権に配慮されているため、ネスレがスターバックス管理の豆を入手できる意義は大きい。一方、スターバックスにとっても、ネスレの強い販売網やブランドを活かすことでより多くの消費者にスターバックス商品を届けられるメリットがある。

 今回の合意により、スターバックスからネスレに従業員約500人が移る予定。同事業のベースは引き続き米シアトルに置かれる。スターバックスは、受け取った資金で自社株買いを加速し、自社株買いや配当支払を通して2020年度末までに約200億米ドル(約2.1兆円)を株主に還元する考え。また2021年末頃までにEPSを押し上げる効果があると発表した。

【参照ページ】Nestlé enters agreement for the perpetual global license of Starbucks consumer and foodservice products
【参照ページ】Starbucks and Nestlé Form Global Coffee Alliance to Elevate and Expand Consumer Packaged Goods

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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