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【国際】独ESG評価ISS-oekom、2018年ESG評価報告書発表。業界3位以内の日本企業ゼロ

 ドイツESG評価機関大手ISS-oekomは4月27日、世界全体の企業のサステナビリティ報告に関する状況をまとめた報告書「コーポレート・レスポンシビリティ・レビュー」の2018年版を発表した。同報告書は27業界の上位3位までの企業名も発表。3位以内に入った日本企業は昨年は4社あったが、今年はゼロで全て姿を消した。

 同社は2009年から同報告書を発表しており今年が10回目。ISS-oekomはドイツのESG評価機関として最大手。1993年に設立後、現在はオランダ、フランスの他、2017年には英国ロンドンと米国ニューヨークにもオフィスを開設。またISS傘下になり社名をoekom researchからISS-oekomに変更した。

 同報告書の調査対象は、oekom researchがESG関連情報を収集している世界5,900社のうち、欧州を中心とした先進国企業約1,600社と新興国企業約800社。同社のESG評価では、全100項目について、企業の公開情報、企業へのインタビュー、外部専門家へのインタビュー、メディア、NGOや業界団体、研究機関などの調査報告をもとに分析し、A+からD-までの12段階で格付している。今回の報告書は、同社のESG評価データベースを分析し、世界の全体傾向をまとめたもの。

 同報告書では、ESG格付において、A+からB-までの評価を得た企業の割合は、2016年の16.50%から、2017年は17.19%に上昇。C+からC-(Medium)の評価を得た企業の割合は43.62%に達し、初めてD+以下の割合39.19%を上回った。

 業界毎の評価では、消費財メーカーが最も平均スコアが高く43.07(100点満点)。医療施設も40.51で高かった。一方最も遅れているのは不動産業界の23.48で、次いで鉄道業界の24.53。自動車業界と食品業界は昨年より平均スコアが下がった。

 各業界で上位3位内に入った企業の国別数を発表した。トップはドイツとフランスで12社。次いで英国10社、米国とスイスが9社。上位3位以内に入った日本企業は2016年はデンソー、東芝、花王、JR東日本の計4社あったが、2017年はゼロだった。

【報告書】oekom Corporate Responsibility Review 2018

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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