英環境NGOのWRAPは4月26日、英政府、企業、NGOを巻き込んだプラスチックごみ削減宣言「UK Plastics Pact」を発足した。英環境・食糧・農村地域省、コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ、ペプシコ、P&G、ユニリーバ、ネスレ、ダノン、セインズベリー、テスコ、マークス&スペンサー、ウェイトローズ、モリソンズ、ALDI、ピザハット等42社がすでに署名。NGO等15機関も署名した。
WRAPは2000年設立。今回署名をした企業は、食品、消費財、小売等の大手企業で、英スーパーマーケットで販売されている商品に関するプラスチック包装の80%を占める。今回の宣言では、4つのことにコミットする。まず、不必要または問題性の多い使い捨てのプラスチック包装やビニール袋の使用を撲滅し、代替品を模索する。次にプラスチック包装を100%再利用、リサイクル、堆肥化可能なものにする。3つ目はプラスチック包装の70%を効率的にリサイクルまたは堆肥化する。最後は、プラスチック包装の原料30%以上をリサイクル素材にする。これらを2025年までに実現する。
政府、企業、NGOの3者が共同宣言を掲げる取組は今回のものが世界初。今後、英エレン・マッカーサー財団の「新プラスチック経済イニシアチブ」はどうスキームを他国に展開していく。WRAPはこれを先導する。
【参照ページ】UK businesses make world-leading pact to tackle plastic pollution
【宣言】UK Plastics Pact
【署名機関】Members
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