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【国際】消費財業界団体CGF、サプライチェーン社会・環境基準策定のイニシアチブSSCI発足

 食品・消費財大手や小売大手が加盟する国際的な業界団体コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)の理事会は4月25日、サプライチェーンに関する新たなイニシアチブ「Sustainable Supply Chain Initiative(SSCI)」の発足を決定した。サプライチェーンに関する社会、環境観点の基準やガイドラインが乱立しているため、加盟企業がベンチマークすべき基準を整理し策定する。

 同イニシアチブは、CGFのサステナビリティ部門の一環として活動を展開する。CGFのサステナビリティ部門「Sustainablity Pillar」は、CGF理事のマークス&スペンサーのスティーブ・ロウCEOとユニリーバのポール・ポールマンCEOが主導している。SSCIの共同議長には、ロイヤル・アホールドのHugo Byrnesプロダクト・インテグリティ担当副社長とネスレのChris Tyasグローバル・サプライチェーン担当上級副社長が就任した。

 SSCIは、共同議長の下で運営されるステアリング・コミッティが、関連事項の理事会への提言、SSCIの幅広い導入の確保、他のステークホルダーとの連携、インパクトのある変化の担い手として率先垂範を実施していく。ステアリング・コミッティの下には、2つのテクニカル・ワーキンググールプが設置され、ベンチーマーク基準の策定プロセスや手法を固め、原案作りを担う。ベンチマーク基準は最初に社会基準を策定し、その後環境基準を策定する。ベンチマーク開発の過程で、関係者には個別にヒアリングを行う。公式なパブリックコメント受付は2018年夏に実施する予定。

 ステアリング・コミッティには、仏カルフール、仏ダノン、独ヘンケル、米NBCユニバーサル、米ペプシコ、米P&G、英セインズベリー、米ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス、英蘭ユニリーバ等が選定された。日本企業からの参加はない。

【参照ページ】The Consumer Goods Forum Announces New Benchmarking and Recognition Initiative for Sustainability Standards
【イニシアチブ】Sustainable Supply Chain Initiative

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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