米金融大手ウェルズ・ファーゴは4月19日、気候変動対応やサステナビリティ推進の分野に2030年までに合計2,000億米ドル(約22兆円)を投資すると発表した。そのうち50%以上は再生可能エネルギー、環境技術、省エネ交通機関、グリーンボンドへの投資。残りは、持続可能な農業、リサイクル、環境保護等に投資する。
同社はさらに、業界全体のサステナブルファイナンスを主導するため、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)ガイドラインに基づく投融資ポートフォリオの気候変動リスク・機会に関する情報開示や、国連持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けたインパクト報告書の作成も宣言した。必要に応じて定期的にコミットメントを見直し、情報開示や透明性のレベルを上げていくことも表明した。他の金融機関やステークホルダーとも連携し、必要な措置を実施していく。
同社は2012年、2020年までにサステナブルファイナンスに300億米ドル(約3.3兆円)を投融資する目標を掲げたが、早くも2015年に達成。2016年には全米の風力発電と太陽光発電の9%を所有するまでになった。2017年だけでサステナブルファイナンス投融資額は120億米ドル(1.3兆円)。事業運営面では、2017年に再生可能エネルギー100%での事業運営と、2020年までに二酸化炭素排出量を2008年比45%削減する目標を掲げた。
【参照ページ】Wells Fargo Announces $200 Billion Sustainable Financing Commitment
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