国際労働機関(ILO)は4月11日、移民労働者採用時の人権侵害を撲滅するため、人材紹介事業者のレビュー投稿ウェブサイトを開設した。ネパール、フィリピン、インドネシアの数千の事業者をリスト化し、評価投稿を募っている。今回発表のウェブサイトは、ILOフェア・リクルートメント・イニシアチブの協力の下、国際労働組合総連合(ITUC)が開発した。
発展途上国では、強制労働等の人権侵害が多発しているが、責任の一端は移民労働者を斡旋する人材紹介事業者にもあると見られている。同サイトでは、労働者が人材紹介事業者を評価するとともに、体験を自由投稿できる。ウェブサイトは現在、英語、インドネシア語、ネパール語、タガログ語の4ヶ国に対応している。対象となる人材紹介事業者リストは、各国政府が提供した。
ILOは、労働者に対して積極的に評価、投稿を行うこと呼びかけており、とりわけ採用時に求職者側が斡旋費を支払うケースが横行していることに目を光らせている。
【参照ページ】New online ratings help migrant workers avoid unscrupulous recruiters
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら