中国政府の国連気候変動枠組条約担当大使は3月28日、国の2020年二酸化炭素排出量削減目標を3年前倒しで達成したと発表した。中国政府は2017年末までにGDP当たりの原単位排出量を2005年比で46%削減。2020年目標としていた40%から45%の削減を上回った。
中国は2005年から2015年までにGDPが1.48倍に成長した一方、原単位排出量は2015年までに38.6%減。2016年だけでも前年比6.6%減と着実に効率を上げてきている。今年からは、排出量の多い企業を対象とした全国規模の二酸化炭素排出権制度もスタートし、さらに削減が見込まれている。試験的に先行導入された排出権取引市場では、2017年末までに2億tの排出権が売買された。
中国の全国規模排出権制度は、1,700社を対象とし、合計排出量は30億t。排出権制度としての規模は世界最大。パリ協定に基づく中国の公式自主的削減目標(NDC)は、GDP当たりの排出量を2005年比60%から65%減。
【参照ページ】China Meets 2020 Carbon Target Three Years Ahead of Schedule
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