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【日本】GPIF、2018年度よりESGレポート発行を計画。ESG観点で投資運用の効果を測定

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3月30日に開催した経営委員会で、2018年度からGPIFとしてのESGレポートを発行することを決めた。GPIFはこれまで投資運用の財務パフォーマンスを公表してきたが、今年度より投資運用の透明性をさらに高めるため、社会や環境に与えた効果を測定、評価し、公表する。

 GPIFの水野弘道理事兼CIOは4月10日、ESG投資テーマイベント「RI ASIA JAPAN 2018」の中で、ESGレポートを発行する計画に言及し、ESGインデックスFTSEやMSCI、AIを活用したESG評価大手アラベスクやTruValue Labs、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス傘下の環境データ提供Trucost等からデータを取得し、活用していく考えを示した。

 また、水野理事兼CIOは、債券でのESG投資手法について世界銀行と進めているプロジェクトにも触れた。GPIFは、株式でのESG投資では、運用会社に対し株主として投資先企業とのエンゲージメントを強化するアクションを求めているが、債券ESG投資におけるエンゲージメントの概念については、GPIFの小森博司・市場運用部スチュワードシップ推進課長は、現段階では「わからない」と述べた。今後、グリーンボンド等も含め債券全体の投資のあり方について検討を深める見通し。

【経営委員会資料】平成30年度計画(案)について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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