金融世界大手英バークレイズは4月5日、エネルギー効率の良いグリーン住宅向けの低金利住宅ローン「Barclays Green Home Mortgage」を展開すると発表した。グリーン住宅向けの低金利住宅ローンを提供するのは英国初。
英ビジネス・エネルギー・産業戦略省の英ビジネス・エネルギー・産業戦略省がに公表した提言書では、グリーン住宅ローンの促進が盛り込まれていた。バークレイズは、いち早く政府提言を採り入れ、グリーン住宅ローンの提供を開始する形となった。
融資対象となるのは、英国の住宅エネルギー認証「EPC Energy Efficiency Rating」でAまたはBの判定を受けた新規住宅。今回の発表では、ハウジングメーカーBarratt Homes、Berkeley Group、Countryside Properties、Crest Nicholson、Redrow Homesの5社をパートナー企業としたが、2018年末までには全ての英主要ハウジングメーカーは対象に含められる予定。英国では、2017年の新築住宅の80%が「EPC Energy Efficiency Rating」でAまたはBを獲得している。
今回の融資商品は、バークレイズが社内に立ち上げた「バークレイズ・グリーンビルディング理事会」が社内横断で開発。グリーン住宅ローンは2年から5年の固定金利ローンの金利を低くするもので、「バークレイズ・グリーン住宅不動産ローン」の場合は最大90%のLTV(不動産評価額に占めるローンの割合)が、「Help to Buy」商品の場合は最大75%のLTVで、通常金利より0.1%金利が低くなる。
低金利のグリーン住宅ローンを受けられることで、住宅購入者は、5年間固定金利で15万ポンドのローンの場合、750ポンド支出を削減できる。さらにエネルギー効率が高いため、3ベッドルームの住宅であれば年間585ポンド程度光熱費も削減できる。
【参照ページ】The Grass is Greener with Barclays Mortgages
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら