アップルは4月9日、世界の全事業所の事業電力が100%再生可能エネルギーとなったと発表した。事業所には、43ヶ国のオフィス、店舗、データセンターが含まれる。同時に、新たに同社サプライヤー9社が、アップル向け部品の製造を全て100%再生可能エネルギーに転換すると発表し、合計で23社となった。
アップルは、自社の事業電力を再生可能エネルギーに切り替えるため、世界25ヶ所の再生可能エネルギー発電所を保有。合計設備量量は626MWに及ぶ。そのうち485MWは中国。アップルの新本社社屋「Apple Park」の屋根にも17MWの太陽光パネルが敷設されている。さらに現在15ヶ所以上で建設しており、完成すれば1.4GWの設備容量となる。
加えて、他社発電所からの再生可能エネルギー調達も推進。米オレゴン州では、風力発電プロジェクト「Montague Wind Power Project」から200MWの電力購入契約(PPA)を締結。2019年末までに送電をが開始される予定。日本では、新電力企業と協働し、300ヶ所に屋上太陽光パネルを敷設。毎年18MWhの発電を行う予定。その他、グリーン電力証書の購入によるオフセットも実施している。
新たに100%再生可能エネルギーでのアップル向け部品製造を宣言した企業は、太陽インキ製造、仏アルケマ、蘭DSMエンジニアリングプラスチックス、蘭ECCO Leather、米Finisar、スイスQuadrant、中国のLuxshare-ICT(立訊精密)、台湾のPegatron、Quanta Computer(広達電脳)の9社。
【参照ページ】Apple now globally powered by 100 percent renewable energy
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