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【アメリカ】フェイスブック、個人情報保護方針を改善。データ流出事件に対応

 IT世界大手米フェイスブックは3月28日、新たな個人情報保護方針を発表した。プライバシー設定変更や外部に共通したデータの削除を容易にするシステム改修を今後数週間以内に導入する。フェイスブックについては、サービス利用者約5,000万人の個人情報が、研究者を経由し、2016年の米大統領選挙でトランプ陣営と契約していた英データ分析ケンブリッジ・アナリティカに流出していたことが内部告発者を通じて発覚。同社株価は3月19日に7%近く下落する等、火消しに追われている。

 新方針ではまず、これまで20ページに拡散していた個人情報共有設定が、一つのページに集約される。また、フェイスブック上でどのデータが共有されるかを利用者がわかるよう設定方法も更新する。

 プライバシーやセキュリティ設定についても探しやすくなる。プライバシー設定画面への導線を短くし探しやすくするとともに、直感的なインターフェースに変更する。不審な端末からのアクセス時に本人確認が行われるようになるアカウントの二重認証等も促す。また利用者は、フェイスブック上で共有または反応した情報や友達申請履歴、検索履歴等、どの個人情報を共有したかを確認でき、必要に応じて情報を消去することもできるようにする。広告表示では、フェイスブックが使用する情報についても利用者が直接管理できるようになる。

 フェイスブック上の個人情報の閲覧やダウンロード、消去もできるようになる。利用者は、「Access Your Information」から、利用者の投稿、コメント、検索履歴等、フェイスブック上に残したくない項目を簡単に削除できるようになる。また、利用者がフェイスブックに共有したデータのコピーをダウンロードし、他のサービスに移行することも可能になる。利用者データの所有者は、フェイスブックではなく利用者本人であることを明確にする。

 今回の変更では、利用規約とデータポリシーも改定される予定。

【参照ページ】It’s Time to Make Our Privacy Tools Easier to Find

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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