英国財務報告評議会(FRC)は3月26日、2018年から2021年までの戦略骨子を発表。FRCの業務の一つである、英アクチュアリー会(IFoA)による保険・年金基金向けの自主規制の監視と、IFoA向けのテクニカル・アクチュアリー・スタンダード策定において、新テクノロジーや気候変動を考慮していくことに言及した。気候変動という文言が明確に盛り込まれたことが注目を呼んでいる。
英アクチュアリー会(IFoA)は2007年に気候変動の影響を検討するため「気候変動ワーキンググープ」を設置。2015年には気候変動を考慮したアクチュアリーモデルを開発するための部会「Actuaries Climate Index(ACI)」も立ち上げ、研究報告書をすでにまとめている。さらに、2017年4月13日、「気候変動下での年金基金のあり方に関する研究プロジェクト」を発足。気候変動が年金制度と投資資産価値に与えるインパクトに重点を置き、大学関係者、NGO、企業等の関係者や専門家による議論を開始。気候変動のインパクト分析を活発化させている。
【参照ページ】FRC publishes three-year Strategy, and 2018/19 Plan and Budget
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