英ロンドン市グリーンファイナンス・イニシアチブと中国人民銀行が発足した中国グリーンファイナンス委員会(CGFC)は3月26日、「UK China Green Finance Centre(英中グリーンファイナンス・センター)」を北京に設置すると発表した。訪中したロンドン市のチャールズ・ボウマン市長が明らかにした。同センターは、両国政府及び投資家から最大1,000万ポンド(約15億円)を調達し、グリーンファイナンス分野の新商品開発や投資家への啓蒙を行う。
同センターの議長は、英国側はロンドン市グリーンファイナンス・イニシアチブのロジャー・ギフォード議長が、中国側は中国人民銀行が発足した中国グリーンファイナンス委員会(CGFC)の馬駿(Ma Jun)委員長が共同で務める。
英国政府と中国政府は、2016年G20杭州サミットに向け、G20グリーンファイナンス・スタディグループを共同で発足して以降、グリーンファイナンス分野での関係性を強めている。今年1月にも両国による中国グリーンファイナンス委員会(CGFC)はプロジェクトを発足。中国人民銀行率いる中国代表団がロンドンの専門家を訪れ、中国のグリーファイナンス市場の国際化に向けた意見も伺っており、今回のセンター発足に繋がった。
【参考】【イギリス・中国】両政府、TCFD報告のパイロットプロジェクト発足。英中金融機関10社が参画(2018年1月28日)
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