英シンクタンクZ/Yenとベルギー金融調査NGOのFinance Watchは3月14日、世界の金融センターのグリーンファイナンスへの取組度を調査したランキング「Global Green Finance Index(GGFI)」の2018年の結果を発表した。同ランキングの発表は今年が初。ランキングは「展開度(Penetration)」と「質(Quality)」の2つの観点でなされたが、双方とも首位は英ロンドン。
今回の調査は、金融業界の関係者に質問票を送付。世界337人から回答を得、その結果をもとにランキングをまとめた。GGFIプロジェクトには、スイスMAVA財団が資金を拠出した。
展開度ランキング
- ロンドン
- ルクセンブルク
- コペンハーゲン
- アムステルダム
- パリ
質ランキング
- ロンドン
- アムステルダム
- ブリュッセル
- ハンブルク
- パリ
展開度と質の双方で上位は欧州都市が占めた。アジア都市では、展開度で、広州8位、上海10位、北京10位、シンガポール15位、ソウル17位、東京19位、香港23位。質では、上海12位、深圳13位、シンガポール14位、北京20位、東京22位、広州23位、香港29位。東京はどちらの観点でも振るわなかった。
今後の見通しでは、重要な役割を担うと評価された数が多かったのは、パリ、フランクフルト、ニューヨーク、シンガポール、ロンドンだった。
【参照ページ】Global Green Finance Index launched today, Western Europe outperforms other regions
【ランキング】The Global Green Finance Index 1
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