アパレル世界大手米NIKEは2月27日、使用済商品リサイクルを進展させるための公募プログラム「Nike Circular Innovation Challenge」を発表した。同社が回収したシューズ新たな再利用先に関する「Design Nike Grind」と、使用済シューズを原材料を還元させるための新技術に関する「Meterial Recovery」の2つについて広くアイデアを募る。同プログラムは、NIKEのサーキュラーエコノミーへの取組の一環。「Design Nike Grind」ではOpenIDEO、「Meterial Recovery」ではNine Sigmaとパートナーシップを締結し、プログラムを運営する。
NIKEは、1990年に使用済シューズの自主回収プログラム「Reuse-a-Shoe」を開始。自社だけでなく他社のシューズも受け付け、これまでに3,000万足を回収した。回収されたシューズはリサイクル素材(同社はNike Grindと呼称)となり、これまでに運動場や公園の表面材として使用されている。「Design Nike Grind」では、Nike Grindの新たな有効活用アイデアを募集。優勝者には3万米ドル、最終選考に残った最大4者には5千米ドルが送られる。
一方、「Meterial Recovery」では、Nike Grindを原材料に還元するための技術アイデアを募集する。優勝者には5万米ドル、最終選考に残った最大5者には1万米ドルが送られる。
応募締切は5月1日。
【参照ページ】NIKE CIRCULAR INNOVATION CHALLENGE
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