エンターテイメント世界大手米ウォルト・ディズニー・カンパニーは3月7日、世界中の小児病院の患者や家族の支援に100億米ドル(約110億円)を投じると発表した。資金提供、キャラクターグッズ等の商品、サービス等を組み合わせた高度なサービスを提供し、辛い病院生活のストレスを軽減する。
取組はまず、全米最大の児童病院で先進的な小児科医療で有名なテキサス州ヒューストン「テキサス小児病院」に導入される。患者が入院する際には、患者の好きなディズニーキャラクターグッズが病室ベッドに並べてもらえる。依頼管理にはRFIDシステムが用いられる。さらに、病室は、好きなディズニーアニメの壁紙、布団カバー、枕カバーでデコテーションされ、院内ゲーム設備にもディズニーゲームを配備し、家族で団らんできるようにする。室内や院内の簡易シアターでディズニー映画や動画を見られるようにもする。
ハード面だけなくソフト面でも仕組みを整備する。同社の人材開発部門Disney Instituteが、小児病院の患者対応を改善するため、医師、看護師、病院スタッフを対象にした顧客経験研修も実施する。同アクション提供のため、ディズニーは、世界中の医師、看護師、病院関係者、親、児童ケア専門家と協議を重ねている。
ウォルト・ディズニー・カンパニーはその他、難病と闘う子供の夢を実現するサポート「ウィッシュ寄贈」に取り組む世界中の団体との協力を推進。2017年には1万人の夢を叶える手伝いをした。1980年代に開始したこの取組で累計で12万人の夢を叶えるサポートをしてきた。
【参照ページ】The Walt Disney Company Commits More Than $100 Million to Bring Comfort to Children and Their Families in Hospitals
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