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【国際】G20グリーンファイナンス検討グループ、「G20サステナブルファイナンス・スタディグループ」に改称

 G20でグリーンファイナンス議論を主導してきた「G20グリーンファイナンス・スタディグループ(GFSG)」は2月24日、名称を「G20サステナブルファイナンス・スタディグループ(SFSG)」に変更すると発表した。議論を対象を「グリーン(環境)」だけでなく、雇用創出や所得格差等の社会的側面も踏まえたサステナビリティ全般へと広げる。

【参考】【金融】中国が主導する世界のグリーンファイナンス。強かな中国の戦略とその本気度(2016年9月23日)

 G20グリーンファイナンス・スタディグループは、2016年のG20杭州サミットに向け、中国の中央銀行である中国人民銀行と、英国の中央銀行であるイングランド銀行が共同議長となり発足。国連環境計画(UNEP)が事務局を担っている。同スタディグループは、同年にグリーンファイナンスの未来に向けた包括的な展望レポート「G20グリーンファイナンス総合レポート」を発表。以来、国際社会のグリーンファイナンス議論をリードしてきた。

 G20には他に、「G20サステナビリティ・ワーキンググループ」があるが、同グループは「G20エネルギー・サステナビリティ・ワーキンググループ」と「G20気候サステナビリティ・ワーキンググループ」で構成されており、対象領域が環境に絞られるとともに、金融はメインのテーマとはなっていない。

 G20の2018年の開催国はアルゼンチン。ブエノスアイレスで開催される。各スタディグループやワーキンググープの会合は、毎年サミットに先駆け数回開かれ、G20サステナブルファイナンス・スタディグループも2月にロンドンで2018年第1回会合を開催した。

 サステナブルファイナンスという用語は、EUも使い始めている。サステナビリティに向けた金融は環境だけから幅広い対象に拡大してきた。

【参照ページ】G20 Sustainable Finance Study Group meeting held in London

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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