アントニオ・グテーレス国連事務総長は3月5日、元ニューヨーク市長で金融情報配信世界大手米ブルームバーグのマイケル・ブルームバーグCEOを気候変動アクション担当の国連特使に任命した。主な任務は、2019年に国連本部で予定されている国連気候変動サミットに向けた気候変動関連の戦略策定と実行の基盤づくり。ブルームバーグ氏は、2014年1月にも当時の潘基文・国連事務総長から都市・気候変動対策国連大使に任命されていた。また、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の委員長も務めている。
2019年の気候変動サミットは、2020年までの気候変動削減に向けた取組を話し合う重要な場。サミットには、政府、企業、投資家、NGO等が招かれ、2020年までの排出カーブを改善し、パリ協定の導入を加速化させることを狙う。
ブルームバーグ氏は、気候変動対策を推進するジェリー・ブラウン・カリフォルニア州知事と共同戦線を張り、米国内での気候変動政策を推し進めている。トランプ大統領が連邦政府レベルで、気候変動政策を後退されるアクションを取る中、ブルームバーグ氏の特使就任は政治戦略的な意味合いも持つ。
【参照ページ】Mike Bloomberg Named UN Special Envoy for Climate Action
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