化粧品大手仏ロレアルの米国法人ロレアルUSAは3月1日、2019年中に米国の製造・流通全21事業所がカーボンニュートラル(二酸化炭素のネット排出量ゼロ)を達成する計画を発表した。同社は、ケンタッキー州での大規模太陽光発電やテキサス州での風力発電等再生可能エネルギー発電を17ヶ所で手がけているが、今後は再生可能天然ガス(RNG)にも力を入れる。
RNGは、埋立処分場、排水処理場、牧場、農場の腐敗有機廃棄物等から抽出される非化石燃料由来の天然ガス。ロレアルUSAは目下ケンタッキー州アシュランドに新設されたRNG処理場からガス購入を進める。同RNG処理場に関しては、すでに18ヶ月間調査を実施し、埋立処分場で発生するガス(LFG)を活用したガス生産が実用ベースにのると判断した。同処理場では、年間でガソリン180万ガロンに相当する二酸化炭素排出量が削減できるという。
ロレアルUSAは、2017年に二酸化炭素排出の総量削減目標であった60%減を達成している。
【参照ページ】L’ORÉAL USA ANNOUNCES INNOVATIVE APPROACH TO ACHIEVE CARBON NEUTRALITY BY 2019
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