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【国際】Sustainalytics、2018年の重大ESGリスク10項目をまとめたレポート発表

 ESG評価機関世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は2月15日、投資家に向け、2018年の重大ESGリスクとして4分野10項目をとりあげたレポートをまとめた。4分野は「水マネジメント」「気候変動」「ステークホルダー・ガバナンス」「顧客保護」。

 Sustainalyticsは2015年から毎年、ESGに関する重要テーマ報告書を発行しており、今回が4年目。今年とりあげた10項目は、

水マネジメント

  • 世界の銅生産の72%を占めるチリでは、水問題で反対運動が発生しており未来の生産に影響のおそれ
  • 化学業界の水汚染は以前からある話だが、米国では最近6億7,100万米ドル(約720億円)の賠償命令も出ている

気候変動

  • 台湾での停電と排出規制で台湾の半導体業界がコスト増に
  • 石油ガス業界が急速な移行リスクに直面
  • 物理的リスクとしての大規模災害が米国不動産業界にとっても大きなリスクに。対策企業は非常に少ない

ステークホルダー・ガバナンス

  • アパレル業界のサプライチェーンリスク認識により南アジアからミャンマーやエチオピアに生産がシフト
  • 航空防衛業界が賄賂や腐敗事件で合計8.55億米ドル(約920億円)の罰金。腐敗防止の動きに注目

顧客保護

  • 欧州委員会が独占禁止でアルファベットに24億ユーロの罰金
  • 砂糖入り飲料に対する懸念が増加に新たな「たばこ」に。米国では砂糖消費量が減少
  • EU一般データ保護規則(GDPR)がIT企業に大きなコスト負担

 報告書の中では、各項目についての詳細解説や具体的な企業事例について説明している。

【参照ページ】Sustainalytics’ New Research Report Offers Insight into ESG Risks Facing 10 Sectors

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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