アイルランド小売大手Primarkは2月7日、ホームページ上でサプライヤー情報の公開を開始した。開示されたのは世界31ヶ国1,071社。各社につき、社名、住所だけでなく、従業員名、従業員の男女比率も公表した。同社はヨーロッパを中心に約350店舗を展開。半数以上が英国。
同社は自社工場を一切持たず、生産を全て外部に委託している。公表された1,071社は、同社と1年以上の取引があり主要サプライヤーと認められた企業。公表企業は同社の商品売上の95%に及ぶ。同社のサプライヤーは現在、同社の倫理基準の一貫した順守と証明が要求されている。倫理基準には、国際労働機関(ILO)の労働基準や環境に対する基準が設定されている。
同社は現在世界100名の規模でサプライヤーの順守状況をモニタリング。サプライヤーの98%は他社からも生産委託を受けており、情報を公表することで、業界全体の底上げを図る考え。今後2年毎にデータ更新を実施していく。
【参照ページ】PRIMARK PUBLISHES GLOBAL SOURCING MAP
【公開ページ】Sourcing Map
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