大学のサステナビリティ推進団体米Second Natureは2月6日、北米13大学が参加する気候変動イニシアチブ「University Climate Change Coalition(UC3)」を発足した。各大学が持つ研究リソースや知見を活用し、地元企業や自治体を巻き込んでサステナビリティ実現を目指す。
UC3への参加大学は、アリゾナ州立大学、カリフォルニア大学、カリフォルニア工科大学、オハイオ州立大学、ニューヨーク州立大学、コロラド大学ボルダー校、メリーランド大学カレッジパーク校、ワシントン大学、ニューメキシコ大学、ブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、メキシコ国立自治大学、モンテレイ工科大学の13校。そのうち8大学はすでに同団体推進の「Presidents' Climate Leadership Commitments」に署名し、カーボンニュートラルな大学運営を目指し、毎年報告書を発表している。
13大学は2018年中に、各地域で地域社会や経営者、自治体関係者等を集めた業界横断フォーラムを組成。フォーラムでは、各地域の目標に合わせてプログラムを設計し、様々な参加者の目標達成に向け研究成果を生かした解決手段を探る。気候変動モデル分析、エネルギー貯蔵システム、次世代太陽光発電セル、エネルギー効率改善技術、スマートグリッド、交通セクターのエネルギー効率改善、環境規制といった分野での知見提供が期待されている。また、2018年後半にUC3参加大学による報告書を作成し、ベストプラクティスや政策、今後の活動の展開に向けた提言をまとめる。
【参照ページ】Top Research Universities Announce Coalition to Accelerate Local Climate Action at 2018 Higher Education Climate Leadership Summit
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