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【スイス】UBS、SDGsファイナンスへの取組を報告。世界銀行や投資家、慈善団体との連携深める

 金融世界大手スイスUBSは1月22日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に合わせ、2018年の白書「Partnerships for the goals」を発表した。UBSの昨年の白書の中で、国連持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた大規模なファイナンスを実現することを宣言。今年の白書では、2017年の取組を振り返った。

【参考】【スイス】UBS、個人富裕層顧客へのSDGs向け投資商品販売を強化。50億ドル以上を目標(2017年2月1日)

 アセットマネジメント部門では、財務リターンと環境・社会リターンの双方を追求する100%持続可能なマルチアセットクラス運用を民間顧客に提供することを進めており、債券アセットクラスでは世界銀行と提携し、世界銀行の債券商品への投資を実施。一方株式アセットクラスでは、ESG運用ハーミーズ・インベストメント・マネジメントと提携し、ベストインクラス型のESG株式運用を展開した。また、独インデックス開発大手Solactiveと提携し、世界銀行や他の国際開発銀行(MDB)等のグリーンボンドに特化した新たな債券インデックスを開発した。

 SDGsファンドの分野では、昨年同社の白書の中に記載され話題となったオンラインの官民連携投資プラットフォーム「Align17」が、1月24日についに正式発足した。同プラットフォームは、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズ(YGL)のイニシアチブとして推進されてきたが、すでにUBSの他、国際金融公社(IFC)、PwC、Linklaters、Hamilton Laneが支援している。同プラットフォームは、投資志向の異なる政府、国際機関、企業等が共通のゴールに向け協働投資(Blended Fianance)をするための枠組み。今後、YGLが中心となり、具体的な投資案件の選定を行っていく。

 またアフリカの医療アクセス向上では、UBSと同社の2つの財団、Global Ultra High Net Worth Philanthropy CenterとUBS Optimus Foundationとともに、新プログラム「Collaborative」を発足。同分野で活動する慈善団体と連携し、インパクトを拡大する取組を行う。

【参照ページ】UBS announces partnerships to help mobilize private wealth towards the United Nations Sustainable Development Goals
【参照ページ】5 ways wealth managers can support the UN Sustainable Development Goals: our lessons from 2017
【白書】Partnerships for the goals

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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