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【スリランカ】キリン、現地の紅茶農家を支援。RA認証の取得率70%や水源保全目指す

 キリンは1月23日、スリランカでの紅茶葉栽培のサステナビリティを高めるため3つの取組を発表した。スリランカは、同社の主力商品「午後の紅茶」の主要な茶葉原産地。スリランカは茶葉の生産で世界4位、使途を紅茶に限ると世界2位。また紅茶の輸出量では世界1位。

 同社は2013年から、現地の大規模農家に対し、持続可能な農園認証制度レインフォレスト・アライアンス(RA)認証の取得支援を開始。2017年12月末時点では、合計44農園がRA認証を取得。キリンの支援以外でRA認証を取得した農園をあわせ、同社の調達元となっているスリランカでの茶葉農園の認証取得率は約50%まで高まってきている。現在も、20以上の農園が認証取得を目指すトレーニングを受けている。

 今回発表の取組では、大規模農家の支援先として20農園を追加し、認証取得比率約70%を目指す。また、新たに小規模農家7,000団体向けの認証取得支援も開始する。小規模農家は大規模農家に茶葉を納品していることが多く、小規模農家にも対象を広げることで、大規模農家が扱う認証茶葉の割合を押し上げる。そして、茶葉農園の水源地保全にも乗り出す。スリランカでは、気候変動の影響を大きく受け、旱魃と集中豪雨による被害や経済成長に伴う河川汚染が近年目立つ。今回、スリランカで進められている水源地特定と隔離・保全活動の支援を5か所で行うとともに、農園周辺の住民約15,000人に対し、水消費に関する教育プログラムを開始する。

【参照ページ】スリランカで、紅茶葉を栽培する小農園支援と農園の水源地保全活動を開始します

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