サーキュラーエコノミー推進の英エレン・マッカーサー財団は1月23日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の場で、グローバル企業11社が2025年までに全パッケージを再利用、リサイクル、堆肥化可能な素材に変えることを表明していると発表した。11社は、コカ・コーラ、ペプシコ、エビアン、ウォルマート、ユニリーバ、ロレアル、マース、マークス&スペンサー、エコベール、アムコール、Werner & Mertz。11社の生成プラスチック量総計は年間600万t以上に上り、廃棄物が削減されるインパクトは大きい。
また、同財団は、慈善活動家ウェンディー・シュミット氏の支援の下に立ち上げた「ニュー・プラスチック・エコノミー・イノベーター賞」の受賞企業5団体を発表。賞の運営では、オープンイノベーションや技術開発支援をするNineSigmaも協力した。選ばれた5団体は、米ピッツバーグ大学、スペインのAronax Technologies、米Full Cycle Bioplastics、フィンランドのVTT Technical Research Centre of Finland 、独Fraunhofer Institute for Silicate Research ISC。各団体は、リサイクルが容易な新たなパッケージ素材を発明した。受賞5団体には、各20万米ドルの賞金が提供された。
受賞団体は今後、2017年10月に発表された「Circular Design Challenge」の勝者とともに、12ヶ月のアクセラレータープログラムに参加し、Think Beyond Plasticや専門家と協働して大規模で市場展開可能な商品開発を進める。
【参照ページ】$1 million awarded for new materials to tackle the causes of ocean plastic pollution
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