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【アメリカ】コカ・コーラ、世界全体で2030年までにペットボトル・空き缶を100%リサイクル

 食品世界大手米コカ・コーラは1月19日、2030年までに世界全体でペットボトルや空き缶を100%回収しリサイクルする「廃棄物ゼロ・イニシアチブ」を宣言した。同社はすでにビジョン「World Without Waste」の下でパッケージ100%をリサイクル可能素材にする動きを進めているが、今回リサイクル100%に向け取り組む。実現に向け「地球への投資」と「パッケージへの投資」の二本柱で進める。

 「地球への投資」では、2030年までに、コカ・コーラが販売するペットボトルや缶飲料と同量のペットボトルや空き缶を回収、リサイクルする仕組みを構築する。同社の強みであるマーケティング力を活かし、地域コミュニティや業界のパートナー、顧客企業、消費者と連携。リサイクルの目的や仕組み等の情報を発信し、100%のリサイクル率を目指す。

 「包装容器への投資」では、引き続き世界全体でパッケージ素材100%をリサイクル可能なものに転換し、原材料の再生素材割合を増やしていく。2030年までに各パッケージに使われるバージン・プラスチック量を50%削減する。

 コカ・コーラは、2015年に水の純使用量をゼロにする目標を5年前倒しで達成。その成功を受けて今回の廃棄物ゼロイニシアチブを立ち上げた。取組では、エレン・マッカーサー財団のイニシアチブ「New Plastics Economy」や、オーシャン・コンサ―バンシーの「Trash Free Seas Alliance」、世界自然保護基金(WWF)の「The Cascading Materials Vision」「Bioplastic Feedstock Alliance」等とも連携する。

 ペットボトルや空き缶のリサイクルでは、回収が鍵を握る。今回コカ・コーラは、自社製品のリサイクルにこだわらず、他社製品も含め販売と同量のリサイクルを目標に据えることで、「実質的」なリサイクル率100%を目指す考えだ。

【参照ページ】The Coca-Cola Company Announces New Global Vision to Help Create a World Without Waste

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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