国連責任投資原則(PRI)は1月18日、インフラストラクチャー分野でのESG投資推進ガイドライン「Primer on responsible investment in infrastructure」を発行した。株式や債券の形態でのインフラ投資の基本コンセプトを定めた。また、未開発用地(グリーンフィールド)と環境汚染用地(ブラウンフィールド)でのPRI6原則のあり方についても整理した。
同ガイドラインでは、インフラストラクチャー分野におけるESG投資実施にあたり、投資検討からエグジットまでの一連のフェーズで、インフラの資産価値をどのように守り、高めていくかという観点に立脚。重要となるESGリスクの特定、評価、査定、管理、監督の考えを体系的に解説している。
インフラ投資分野でのESG投資ガイドライン策定は今回が初。今後、インフラ分野でのESG投資が活性化することが期待される。PRIは2017年2月、インフラ分野でのESG投資検討のための委員会を設置。委員会の議長には、アリアンツ・グローバル・インベスターズとHESTA Super Fundが共同で就任。インフラ投資ファンド運用会社やアセットオーナーが委員に加わり、今回のガイドラインを策定した。
【参考サイト】PRI launches primer on responsible investment in infrastructure
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