オランダ公務員年金基金ABPは1月11日、投資先からたばこと核兵器の製造メーカーを除外するダイベストメント方針を発表した。ABPの運用資産総額は4,050億ユーロ(約55兆円)。新投資方針はABPと運用子会社APGに適用される。
今回の決定は、ABP理事会が新たに導入した企業評価フレームワークによるもの。新フレームワークでは、「投資対象が人間に危害を与える」「投資家として企業の状況を変更できない」「投資引揚げを行っても大きな負のインパクトがない」「当該商品を廃止する国際条約がある」の4つ全てを満たす場合、ダイベストメントを行うと定めている。新フレームワーク制定では、年金加入者、従業員、幅広いステークホルダーからの意見を聞いた上で、理事会が決定した。そして、ABP理事会は、たばこと核兵器がこれに該当すると判断し、当該商品からのダイベストメントを決めた。
ダイベストメントでは、たばこメーカーと核兵器製造メーカー及び双方の関連企業の保有株を売却し、今後も投資しない。
【参照ページ】ABP Pension Fund excludes tobacco and nuclear weapons
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