アパレル世界大手スウェーデンH&Mが英国で出した商品画像が人種差別として大きな批判を呼んでいる。H&Mは今年1月初旬、英国の同社のEコマースサイトで、子供用パーカー用モデルにアフリカ系少年を起用。そのパーカーの正面ロゴに「COOLEST MONKEY IN THE JUNGLE(ジャングルで最もクールな猿)」と書かれていたことが、人種差別との批判を招いた。その後、同社は正式にウェブサイト上で謝罪を掲載したが、その後も炎上は続いている。
(出所)Twitter: @LisaGinKC
画像は、著名なブロガー等がツイッターに投稿した後、瞬く間に拡散。広告宣伝に協力していた人気アフリカ系カナダ人シンガーのザ・ウィークエンドや米人気ラッパーのG-EasyはH&Mとの関係を断つ声明を発した。
H&Mは1月8日、少年を除いた画像に差し替え、1月9日には同社のウェブサイト上で正式に謝罪コメントを掲載した。コメントには、「私たちは全ての批判に同意する」「私たちには全ての人種や文化に関する敏感な反応を自覚し対応する責任がある」「当該の衣類は販売を中止し、全てリサイクルに回す」「将来の再発防止に全力を尽くす」「私たちの謙虚な謝罪を受入れて欲しい」とある。
しかし炎上は未だ収まっていない。南アフリカのH&Mストアでは、抗議活動が展開。複数の店舗で陳列が荒らされる事態となった。複数の国では、同社商品に対するボイコット運動も発生している。
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