航空宇宙機器開発世界大手米ボーイングは1月10日、大型貨物輸送ドローンのプロトタイプを発表した。無人電動垂直離着陸(eVTOL)と呼ばれるタイプの貨物航空機(CAV)で、約230kgの貨物輸送が可能。先行して報道された米アマゾンが開発している貨物輸送は、輸送能力が約2.3kgとボーイングのプロトタイプと比べ100分の1。ボーイングがドローン業界で大きな狼煙を上げた。
ボーイングは、Boeing Horizon Xという社内ベンチャーキャピタルを設立しており、先端技術の獲得に余念がない。2017年10月には、米無人機開発大手Aurora Flight Sciencesを買収し、同社のeVTOLプロトタイプとBoeing Research & Technologyの貨物航空機(CAV)を融合させ、今回のプロトタイプが誕生した。設計・開発期間はわずか3ヶ月。ミズーリ州にあるボーイングの研究所「Collaborative Autonomous Systems Laboratory」ですでに初回飛行実験を終えた。
プロトタイプは、8枚の固定翼を持つ。長さ4.57m、幅5.49m、高さ1.22m。重さは339kg。
【参照ページ】Boeing Unveils New Unmanned Cargo Air Vehicle Prototype
【写真】Boeing
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