中国国務院国家林業局は1月10日、2035年までの大規模森林育成計画を発表した。国土の森林カバー率を現在の21.66%から、2020までに23.04%に、2035年までに26%に上げる。実現すると世界最大規模の植林となる。国家林業局は、国務院の各部から独立した国務院直属機関。
中国では過去数十年、社会発展に伴い、国土の森林カバー率が減少してきている。中国政府は国土保全、生態系保護、気候変動緩和のため、2016年から2020年までの第13次5カ年計画の中でも森林カバー率を2020年までに23.04%にすることを掲げていた。今回はさらに2035年までの大規模森林育成計画を国家林業局として掲げた。
【参考】【戦略】中国の「第13次5カ年計画(2016〜2020年)」、設定された社会・環境の定量目標(2016年3月23日)
2018年は、660万ha規模(アイルランドの面積と同等)で、人工植林5,000万本、林木育成1.2億本を目標とする。主な植林地域は、河北省北西部、青海省のチベット台地、内モンゴル自治区のHunshandake砂漠。
【参照ページ】我国将启动大规模国土绿化行动
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