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【イギリス】スコットランド国民的飲料Irn-Bru、砂糖含有量を半減。ファンからは反対運動も

 スコットランド飲料大手A.G. Barrは、スコットランドの国民的飲料とも呼ばれるIrn-Bru(アイアン・ブルー)の砂糖含有量を2018年1月下旬から50%以上減らしたレシピで販売する。消費者がより砂糖を含まない商品を好むようになったことと、英政府が2018年4月に導入を決めている砂糖税が背景にある。A.G. Barrは、Irn-Bruの砂糖含有量削減構想を2017年3月に明かし、10月に100ml当たり10.3gから4.7gに減らすと公表していた。

 Irn-Bruのレシピは、同社が1901年に開発。今回のレシピ変更では、砂糖の代わりにアスパルテーム等の人工甘味料を用いるため、風味や甘さは一切変えない。一方、人工甘味料に変えることでカロリーは140kcalから65kcalに減る。同社によると、商品開発時の味覚テストでも、10人中9人の消費者が、従来の商品と新生Irn-Bruの味の差に気が付かないか大差がないと回答したという。

 しかし、Irn-Bruの長年のファンからは、今回のレシピ変更に反対の声も上がっており、現商品の買いだめ運動も発生している。反対運動の一つである「Hands Off Our Irn-Bru」キャンペーンの関係者によれば、Irn-Bruは二日酔いに効果があり、それも人気の一つだという。

 反対騒動は、同社がレシピ変更を発表した昨年3月から続いているが、A.G. Barrは予定通りレシピ変更を敢行する考えを崩していない。

【参照ページ】From January 2018 IRN-BRU will contain approximately 50% less sugar.

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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