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【アフリカ】BNPパリバ財団とビル&メリンダ財団、アフリカの気候変動適応で研究者支援プログラム創設

 金融世界大手仏BNPパリバの財団、BNPパリバ財団とビル&メリンダ・ゲイツ財団は12月12日、仏マクロン大統領の支援のもと、アフリカでの気候変動適応に関する研究を支援するプログラム「ワン・プラネット・フェローシップ」を創設したと発表した。総予算は1,500万米ドル。BNPパリバ財団とビル&メリンダ・ゲイツ財団とBNPパリバ財団が半分ずつ拠出する。プログラムの運営は、アフリカ農業開発女性機構(AWARD)が担う。

 気候変動対応には、気候変動を抑制する「気候変動緩和」と気候変動後の社会対応を行う「気候変動適応」の2つがあり、双方が必要だと言われている。アフリカは特に気候変動の影響を受けやすい地域で、長期の干魃や穀物生産高の減少等、深刻な被害を受けるリスクを抱えている。

 今回のプログラムは、気候変動適応調査プロジェクトを実施しているアフリカの研究者を毎年120名選定。5年間行うため合計600名の科学者が選ばれる。選ばれた科学者は、アフリカと欧州で科学者からメンタリングを受け、欧州の研究所でも数ヶ月間勤務する。その後、アフリカと欧州の研究所に所属する若手研究者1名ずつを指導する。これにより、研究支援と研究者育成を同時に実現していく。

 また、プログラムに参加する研究者は、仏Agropolis Foundationが展開している農業プロジェクトとも連携する。Agropolis Foundationは、世界中の研究機関とネットワークを汲み、農業の気候変動対応分野の研究や高等教育に5年間で500万ユーロを拠出している。

 今回のプログラムは、BNPパリバ財団が実施してきた気候変動対応研究支援の一環。同財団は、2010年に気候変動イニシアチブを創設し、2017年から2019年までの3年間で600万ユーロを拠出し、幅広い研究者の資金支援を行うことを掲げている。すでに、大学・研究機関73校から派遣された研究者、エンジニア178名が関係するプロジェクト8件に資金提供している。

【参照ページ】The BNP Paribas Foundation and the Bill & Melinda Gates Foundation, under the patronage of the President of the French Republic launch One Planet Fellowship

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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