エネルギー世界大手英BPは12月15日、太陽光発電開発欧州最大手Lightsourceの株式43%を2億米ドル(約230億円)で買収すると発表した。BPは2018年初頭に予定の契約締結後に5,000万米ドルに支払、残りは3年以内に支払う。LightsourceにはBPから2名の取締役が送られる。社名もLightsourceから、「Lightsource BP」に変更する。
ライトソースは、主に大規模太陽光発電やスマートエネルギー・ソリューション関連プロジェクトを手掛ける。過去7年間で急成長し、瞬く間に欧州最大の開発・オペレーターとなった。これまでに締結した太陽光発電契約は合計1.3GW。発電管理している発電所は約2GWに及ぶ。さらに現在、合計6GWの電源開発が、米国、インド、欧州、中東で進行している。
BPの分析によると、過去4年間で太陽光発電の新規設備容量は3倍に、2016年だけでも30%増えた。同社が発行しているエネルギー報告書「Energy Outlook」では、太陽光発電が再生可能エネルギー全体の3分の1を、エネルギー全体でも10%を占めるまでに伸びると見込む。
BPの再生可能エネルギー事業は、代替エネルギー部門が、風力発電、バイオ燃料、バイオ発電を手掛けている。子会社BP Wind Energyは、米国で陸上風力発電2.3GW規模を展開。BP Biofuelsは、ブラジルで大規模なバイオ・エタノール工場を運営し、年間バイオ・エタノール8億lを生産している。今回のLightsoureceへの出資は、BPの太陽光事業を牽引するものとなる。
【参照ページ】Lightsource and BP join forces to drive growth in solar power development worldwide
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