食品・消費財大手や小売大手が加盟する国際的な業界団体コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)は11月27日、「日本サステナビリティ・ローカル・グループ(JSLG)」を発足したと発表した。CGFは目下活動の地域化を進めており、今回発足のグループもCGFに加盟する日本企業のネットワーキングを支援するために創設した。同グループでは、CGFが掲げる「Environmental and Social Sustainability Resolutions」に日本企業がコミットしづらい障壁についても議論していく。
CGFは、異なる3つの業界団体が統合する形で2009年に設立された世界的な団体。現在、70ヶ国から約400社が加盟。日本からも、食品メーカー、消費財メーカー、小売企業を中心に75社が加盟している。加盟企業全体の総売上は約420兆円、従業員数合計は約1,000万人。
日本サステナビリティ・ローカル・グループのステアリング・コミッティ議長は味の素。ステアリング・コミッティ・メンバーである理事にはイオン、花王、キリンホールディングス、ローソンの4社も加わる。それ以外の初期発足企業は、DNV GL ビジネスアシュアランスジャパン、不二製油グループ本社、伊藤園、日本生活協同組合連合会、加藤産業、ロッテ、雪印メグミルク、明治、三菱商事、サントリー食品インターナショナル、資生堂。
コンシューマー・グッズ・フォーラムは過去にも日本でローカル・グループを発足させた例がある。CGFのグローバル・フード・セーフティ・イニシアチブは2012年に日本ローカル・グループを発足。日本での食品安全課題を呼びかけた。
JSLGは、課題解決に向けた行動計画を策定。日本企業以外とも連携しながら活動を展開していく。また、政府機関やNGO等の連携も進めていく。
【参照ページ】ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム (The Consumer Goods Forum)日本の消費財企業はサステナビリティ分野で新しい試みを始動。
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