英保険大手ロイズ・コーポレーションは11月16日、同社の中核ファンド「セントラル・ファンド」の約75%で、石炭関連銘柄を除外する石炭ダイベストメントを採用すると発表した。ダイベストメントする具体的な銘柄基準は2、3ヶ月以内に発表し、2018年4月1日から適用する。
セントラル・ファンドは、ロイズ保険市場で保険を引き受ける保険会社が保険金を支払えなくなった事態に備える準備ファンド。全てのロイズ市場会員企業が毎年ファンドに積み立てている。セントラル・ファンドはロイド・コーポレーションの運用資産総額の75%を占める。石炭ダイベストメントが採用されるファンドは、セントラル・ファンドの他のポートフォリオとは分離して管理される。
欧州保険会社の石炭ダイベストメントは、仏アクサ、独アリアンツ、スイス・チューリッヒ保険に次いで、ロイズが4社目。スイス再保険も現在検討中。
【参考】【スイス】チューリッヒ保険、石炭関連企業からのダイベストメントと保険引受停止を発表(2017年11月22日)
【参照ページ】Lloyd's Corporation announces coal divestment plan
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