気候変動対応を企業に求める欧州機関投資家団体IIGCCは11月13日、気候変動枠組み条約ボン会議(COP23)の場で、アセットオーナーと運用会社向けの新プログラム「Investor Practices」を準備中であることを明らかにした。アセットオーナーと運用会社が気候変動に関する機会とリスクを評価、管理し、効率よく報告することを支援する。
同プログラムの主要な活動内容は3つ。投資家の理事会や取締役会がコミットメントをし組織全体で実施していくガバナンス強化の道筋を相互に共有し合う。そして、気候変動に関する機会とリスクを全てのアセットクラスで分析するための戦略的ツールや測定指標を開発する。また気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)ガイドラインに沿う情報開示のあり方についてIIGCCメンバー間で対話していく。
IIGCCには現在、12ヶ国145機関投資家が参加しており、運用資産総額は21兆ユーロ(約2,800兆円)。欧州の運用資産額上位10機関のうち9機関が参加している。
【参照ページ】European investors confirm new Investor Practices programme focused on disclosure of climate risk
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