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【国際】Urgewald、世界石炭関連約800社のデータベースを公開。投資家・銀行が主な利用者

 国際環境NGO独Urgewaldは11月8日、ボンで開催された気候変動枠組み条約ボン会議(COP23)で、一般炭関連企業770社以上の統計データベース「Global Coal Exit List」(GCEL)を発表した。石炭探査、採炭、石炭貿易、輸送、石炭火力発電、石炭製造まで幅広い企業が対象に含まれている。従来の石炭データベースは約100社のみを対象にしたものが一般的だが、Urgewaldは今回のデータベースにより、機関投資家や銀行が広範囲に石炭リスクを把握できるようになるとしている。

 GCELは、企業の年間石炭生産量、売上に占める石炭ビジネスの割合、石炭火力発電設備容量と発電に占める石炭割合等、主要な統計を提供している。また、石炭採掘の増産を計画している225社と、新たに石炭火力発電所を計画している282社も特定している。日本企業は22社が掲載。東京電力や関西電力、電源開発(Jパワー)等の大手電力会社、石炭資源開発、大阪ガス、新日鐵住金、JFEホールディングス、神戸製鋼所、三菱商事、住友商事、丸紅、三井松島産業、宇部興産等のデータが表示されている。

 仏保険大手アクサや独GLS Bankは、GCELの活用に前向きなコメントを発表している。

【参考サイト】Climate Summit in Bonn: Publication of the database "Global Coal Exit List"

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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