食品添加物世界大手デンマークのクリスチャン・ハンセン(Chr. Hansen)は11月1日、2017年度のサステナビリティ報告書を発表し、同社売上の81%が国連持続可能な開発目標(SDGs)に直接的に貢献しているいう分析結果を発表した。貢献している目標分野は、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」、目標3「全ての人に健康と福祉を」、目標12「つくる責任、つかう責任」の位置づけた。
同社は分析のため、3,000種以上ある全商品について、SDGsに関するインパクト測定を実施。インパクト測定の具体的な流れは、(1)インパクト分野の特定、(2)ビジネスインパクトの測定、(3)文書化、(4)インパクトデータに関する第三者保証を取得、(5)進捗状況をサステナビリティ報告書の中で対外的に報告、という5つのステップ。第三者保証業務はPwCが国際ガイドライン「ISAE3000」に基づき実施した。
同社は、さらに、SDGsに貢献できる3分野について、2020年長期目標「Sustainability Strategy 2020」を設定。サイレージ用接種剤や植物保護を適用する農場を2025年までに2,500万haに拡大、認定健康効果のある商品を2020年までに5種投入、ヨーグルト廃棄物を2020年までに70万t削減を打ち出している。それ以外にも、事業運営に関する環境・人権改善等についても2020年長期目標を掲げている。
【参照ページ】Sustainable revenue: 81% supports UN Global Goals
【報告書】Sustainability Report 2016/17
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