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【アメリカ】Vert Asset Management、米国初のESG不動産投資信託ファンド設定

 米ESG投資運用Vert Asset Managementは10月31日、米国初のESG不動産ファンド「Vert Global Sustainable Real Estate Fund(ティッカー:VGSRX)」を設定したと発表した。長期リターンを目指すオープンエンド型。ESG指標を用いて基準を設定し、米国含む先進国の上場不動産投資信託(上場REITs)に投資していく。米国ではESG投資ニーズが急増しており、不動産アセットクラスでもESG投資ファンド商品を提供することで、アセットオーナーのニーズに応えていく。

 不動産分野のESGファンドでは、グリーンビルディング等環境性能の高い不動産物件に投資するタイプのものが有名だが、Vert Global Sustainable Real Estate Fundは、より幅広く、REITsの投資先を含めた投資法人全体のESGを評価する。環境面では、二酸化炭素排出量、エネルギー消費量、グリーンビルディング認証取得、生物多様性、土地利用での環境保護等をチェック。社会面では、都市化・公共交通分野への対応、地域コミュニティとのエンゲージメント、手頃な住居価格等を評価する。ガバナンスでは、二酸化炭素排出ポリシー、情報開示、株主とのエンゲージメント等を見る。また、腐敗、人権、強制移住、化石燃料への関与、刑務所ビジネスへの関与、健康安全、洪水対策、気候変動、法規制対応にも注視していく。

 ファンドのベンチマークはS&P Global REIT Index。常時90から100のREITsに投資し、ファンド全体の80%以上をESG基準の高い投資先で運用する。運用助言会社のDimensional Fund Advisorsが同ファンドの運用をサポートする。
 
【ファンド情報】Vert Global Sustainable Real Estate Fund

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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