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【日本】積水ハウス、再生可能エネルギー100%「RE100」加盟。日本企業では2社目

 積水ハウスは10月20日、事業活動において使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際イニシアチブ「RE100」に加盟したと発表した。日本企業としては今年4月21日に加盟したリコーに続き2社目。積水ハウスの事業電力は、2016年度実績で120,533MWh。これを、2030年までに再生可能エネルギー割合50%、2040年までに100%を目指す。

【参考】【エネルギー】RE100と現在の加盟企業 〜再生可能エネルギー100%を目指す企業経営〜(2017年2月1日)

 RE100は、国際環境NGOのThe Climate Group(TCG)が運営。環境情報開示NGOのCDPともパートナーシップを結んでいる。現在の加盟企業数は世界113社。RE100に加盟するには、事業運営を100%再生可能エネルギーで行うことを宣言しなければなりません。再生可能エネルギー100%へのオプションとしては、自社施設内または施設外での自家再生可能エネルギー発電、または電力会社からの再生可能エネルギー電力やグリーン電力証書購入が認められている。ユニリーバ、P&G、コカ・コーラ、BMW、イケア、スターバックス、ウォルマート、ナイキ、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ等有名企業は多くRE100に加盟している。

 積水ハウスは2008年、2050年を目標とした脱炭素宣言をおこない、 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及等を推進してきた。また、同年に環境配慮住宅「グリーンファースト」の販売を開始。住宅に太陽光発電パネルを設置し、累計設置設備容量は水力発電所1基に匹敵する650MWとなった。積水ハウスは、再生可能エネルギー100%での事業運営を目指す道筋として、販売住宅からの太陽光発電購入に着目。とりわけ、国の固定価格買取制度(FIT)が2019年以降順次終了する太陽光発電をターゲットとする。FITでは大手電力事業者が一定の高値で再生可能エネルギー電力を買い取っているが、FITが終了すると売電価格が下がる。そこで、積水ハウスが買い手となることで、同社の再生可能エネルギー割合向上と、住宅所有者の売電収益の双方を実現させる。

【参照ページ】100%再生可能エネルギーの利用を宣言 建設業界では国内で初めて「RE100」に加盟

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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