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【フランス】ルノー、オランダの充電アプリベンチャーJedlixに25%出資。電気自動車戦略を強化

 自動車世界大手仏ルノーは10月10日、オランダの再生可能エネルギー大手Eneco Groupの立ち上げた電気自動車(EV)充電システム開発Jedlixの株式25%を取得すると発表した。Jedlixは、スマートフォン用EV充電管理アプリ「Jedlix #ichargesmart」を開発、提供しており、現在同APPはオランダの公共EV充電ステーション約1,000台や米テスラの家庭での充電で使用ができる。ルノーは、Jedlix出資の成果として、新たなスマートフォン用アプリ「Z.E.Smart Charge」を共同開発した。

 Z.E.Smart Chargeは、電力価格の高い日中は充電を抑え、電力価格の安い夜間に充電をするよう自動制御が可能。また、このシステムを通じて、電力需要の調整に寄与することで、利用者は毎月報酬も得られる。さらに、電気自動車が電力システム全体のバッテリーとして活用される未来に向け、充電コントロールだけでなく、放電コントロールや、売買電管理もできるようにも設計されている。Jedlixの親会社であるEneco Groupは、再生可能エネルギーを普及を企業ミッションとしており、家庭での充放電を可能にすることで、再生可能エネルギーの可能性をさらに拡大することを狙う。Z.E.Smart Chargeは、今年年末までにオランダで利用可能となり、2018年に欧州諸国に拡大する。
 
 ルノー・日産・三菱自動車連合は今年9月15日、新6か年計画「アライアンス2022」を発表。グループ全体のシナジーを年間100億ユーロに引き上げ、2022年までに販売台数1,400万台、売上2,400億ユーロを掲げた。この中で、EVは注力分野と位置づけられており、2022年までにハイブリッドではない完全EVを12車種投入する。同時に、グループ全体での部品共通化を進め、全体のうち900万台は4種の共通プラットフォームを利用。パワートレインでは75%で共通部品の利用を目指す。さらに自動運転技術のグループ内共有を進め、2022年までに40車種に自動運転システムを搭載する。自動車に通信機能を持たせてIoT化する「コネクテッド」でも相互連携を深める。無人運転車両による配車サービス事業にも参入する。

【参照ページ】Electric mobility: Groupe Renault invests in the share capital of Jedlix, a start-up specialized in smart charging
【参照ページ】ALLIANCE 2022: NEW PLAN TARGETS ANNUAL SYNERGIES OF €10 BILLION AND FORECASTS UNIT SALES OF 14 MILLION & COMBINED REVENUES OF $240 BILLION

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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