家具世界大手スウェーデンのイケアの米国法人イケア・アメリカは10月2日、使用済マットレスのリサイクルプログラムを開始し、廃棄物削減に取り組むと発表した。イケアは、サステナビリティ戦略「People and Planet Positive Sustainability」を掲げ、サーキュラーエコノミー推進の実現を目指している。
同プログラムは、ブランドを問わず使用済マットレスを回収する。回収方法は、イケアで購入したマットレスの配達時に使用済マットレスを回収する方法と、店舗への持ち込みによるものの2つ。米国では、年間1,800万枚のボックス・スプリング付きマットレスが廃棄されており、一日で5万個が埋立処理場に持ち込まれている計算となる。回収されたマットレスは、最低でも80%がリサイクルされる。布や発泡体はカーペットの下張りに、フェルトやコットン部分は新たなフェルトや断熱材に、木材はバイオ燃料や新たな木製製品にリサイクルされる。プラスチックや鉄素材は、それぞれ専業のリサイクル業者に引き渡されるか、新たな同素材の製品に生まれ変わる。
同社は、併せて難民支援プログラム「5,000 Dreams」も同時に発表された。新たに米国に辿り着いた難民家族の生活立ち上げを支援する。同プログラムでは、米難民移民委員会(USCRI)、国際救済委員会(IRC)、Ethiopian Community Development Councilの3団体とパートナーシップを結び、今後2年でベッド5,000台と寝具を寄付する。
【参照ページ】IKEA U.S. introduces national mattress recycling program
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