食品世界大手仏ダノンのミネラルウォーター・ブランド「エビアン」は9月12日、生産工場の二酸化炭素純排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現するため、仏エヴィアン=レ=バン近郊のピュブリエに建設していた新工場が完成したと発表した。同工場は国際環境NGOカーボントラストから、カーボンニュートラルの認定を受けた。さらにエビアンは2020年までに同工場に追加投資を行い、世界で販売されている全てのエビアン商品を製造するため、品質、生産性、サステナビリティ全ての面での改善を行っていく。同工場に投じられる金額は、総計2億8,000万ユーロ。
エビアンは現在140ヶ国で販売されている世界的ブランド商品。同工場は、サッカーグランド13個分に相当する13万m2という巨大な施設で、最大1時間当たり72,000ボトルを生産できる。生産されるペットボトルは全てリサイクル可能で、さらに使用されるペットボトル素材の再生素材利用率は2017年までに25%、2020年までに50%、最終的には100%にまで高める計画。ペットボトルの包装素材も100%再生素材にしていく。工場敷地内には、企業所有の鉄道駅を設け、製造商品の60%は鉄道を通じて出荷される。これにより環境負荷を下げる。
また工場施設は、100%再生可能エネルギーで運営される。廃棄物も92%がリサイクル、8%がエネルギー原料として用いられ、埋立廃棄物をゼロにする。
【参照ページ】EVIAN®, AN INTERNATIONAL BRAND BUILDING ITS FUTURE: A CARBON-NEUTRAL BOTTLING SITE AND A UNIQUE NEW EXPERIENCE FOR VISITORS
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